バイクのチェーンはたわみを確認する必要がある
バイクが走行するのは、タイヤがチェーンに繋がれており、エンジンの動力を伝えることができるためです。
そのため、チェーンはバイクにとってとても大切な役割を果たすパーツで、常に良好な状態に保つ必要があります。
チェーンはしっかり張っているほうが良いと考える人が多いですが、実はたわみも大切です。
適度なたわみがあることでチェーンはその性能を最大限に発揮することができ、バイクで走行するときの操作性や快適性も向上します。
チェーンは普段はあまり気にかけないことが多いですが、ときどき正常な張りになっているかどうかを確認することが大切です。
特にバイクの扱いにあまり慣れていない人は、どのようにチェーンを調整すればよいかわからないことが多いものです。
正しい方法を理解すれば誰でも調整を行えるようになるため、ここでその方法を知っておきましょう。
適度なチェーンのたわみを確認する方法
バイクのチェーンが適度にたわんでいるかを確認する方法として、チェーンの目視があります。
バイクのパーツによっては、車体の内部に隠れており、目視での確認は難しい場合があります。
しかしチェーンは外から見て分かるようになっているため、ときどき確認をしましょう。
たわみが大きい場合、チェーンが下に垂れ下がるような形になっていることが多いです。
このまま走行するとバイクの走行に支障が出てしまう可能性があるため、早めに対処する必要があります。
また、チェーンを張りすぎてしまうと、いわゆる突っ張った状態になってしまいます。
この状態でバイクで走り続けていると、チェーンが切れてしまう可能性があります。
人も緊張している状態が続くと、ふとしたときに緊張の糸が切れてしまうことがあります。
バイクのチェーンもこれと同じで、張りすぎていると急に切れてしまうことがあるのです。
走行している最中にチェーンが切れてしまうと、急停車してしまい周りの車から衝突される恐れがあります。
ですから、チェーンは張りすぎないように気をつけましょう。
チェーンのたわみを調整する方法を解説
チェーンのたわみは、自分で調整することができます。
このとき工具が必要なため、あらかじめ用意しておきましょう。
チェーンを確認してたわみが大きい場合、締め付ける方向に工具で回しましょう。
このとき締めすぎないように気をつけながら、適度なたわみを作ることが大切です。
もし締めすぎてしまっても、逆に緩めれば適度な状態になるため、常にチェーンを見ながら作業を行いましょう。
次にチェーンが張りすぎてしまっている場合、先ほどと同じように工具で緩めます。
こちらの場合も様子を見ながら行うことで、良い状態に整えることができるでしょう。