野良猫によって傷つけられる
バイクというのは、乗っているうちにどうしても擦り傷などができてしまうものです。
市街地で駐輪している際に壁に車体が擦れて傷ができてしまうこともありますし、停車して繋いでおいたヘルメットによって本体に傷がつくことも珍しくありません。
もうひとつ見逃せないのが、猫によるひっかき傷です。
猫を飼っているライダーはもちろんのこと、野良猫にバイクをひっかかれるというケースもしばしば見かけられます。
猫によるひっかき傷に悩まされているライダーは、傷がひどくなる前に、出来るだけ早めに対策を立てることが大切です。
猫のひっかき傷を防ぐための対策
猫は暖かいところが好きなので、冬場などはボンネットの上に乗っているシーンをよく見かけることがあります。
ボンネットに飛び乗る際に爪で傷をつけてしまうことも多いので、ボンネット部分にはシートをかけて傷がつかないような対策を立てておくようにしましょう。
シート部分なども猫が好んでくつろぐ場所なので、シートで覆っておくことが大切です。
一軒家の場合には、ガレージにシャッターをつけるのが理想的です。
シャッターを閉める際には、ガレージの中に猫が入り込んでいないかどうかを必ずチェックしましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいてガレージにシャッターをつけるのが不可能な場合には、猫よけ用のグッズを使用すると便利です。
猫よけ用のグッズはいろいろと市販されており、効果が得られますので、試してみるのも悪くありません。
猫よけ用グッズのなかでもよく使われているのは、猫が嫌いな超音波を出す機器です。
猫が嫌いな超音波は「モスキート音」と呼ばれているもので、私たち人間の耳には聞こえないのですが、猫にとっては非常に不快なのでバイクには近寄らなくなります。
装置は電池で動くものが多く、価格は3,000円台から10,000円以上とまちまちです。
継続して使うことによって猫がバイクに近寄らなくなりますので、ぜひ試してみてください。
また、猫は嗅覚が敏感なので、猫が嫌う芳香剤を使用する方法も有効です。
バイクの上に芳香剤を置き、さらに上からシートをかけると猫が近づかなくなりますので、ぜひ試してみてください。
猫が嫌うのはタバコの匂いや柑橘系の香りなどです。
ハッカの香りのする練り歯磨きや湿布薬なども嫌いなので、スポンジなどに染み込ませて使うといいでしょう。
当然ですが、バイクで爪をといている猫に石を投げつけたり、蹴ったりするのはご法度です。
これらの行為は動物愛護管理法に違反するため、5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられることがあります。
バイクに傷をつけたのが近隣の飼い猫だとわかっている場合には、損害賠償を請求することもできます。