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ブローバイ対策

ブローバイとはどのような現象なのか解説

バイクに乗っていると、ブローバイという現象が起きることがあります。
これは人によってはあまり聞いたことがないかもしれませんが、混合された気体がバイクのクランクケースの中に侵入することを意味します。
ブローバイはバイクのエンジンで再燃焼することで燃料となり、多くのバイクでは環境対策のためにこのシステムを採用しています。

ただ、場合によってはブローバイが多く発生してしまうことがあります。
バイクはこれを再燃焼に利用するため良いですが、実はこれが多すぎる場合には何らかのトラブルが起きていることが多いです。
そのため軽く考えず、きちんと対処しておくことが大切です。

ブローバイが多い場合、何が原因なのか

ブローバイが多くなる原因として主なものに、「エンジンオイル」が挙げられます。
エンジンオイルはバイクショップなどで交換の依頼をすることができますが、自分で作業を行うこともできます。
お店のスタッフは正しい交換方法と適切な量を知っているため、ブローバイが多くなることはあまりありません。
新人のスタッフがミスをしてしまうことがあっても、それは少ないケースと言えます。

これに対して自分でエンジンオイルを交換する場合、あやふやな知識で作業してしまうことがあります。
きちんと作業が行えればトラブルは起きにくいですが、もしオイルの量を多く入れすぎてしまうと、ブローバイが発生しやすくなります。

このときに考えられるケースとして、「自分が正しいと思っているオイルの量が、実は間違っている」ということがあります。
エンジンオイルは測り方に注意する必要があります。
バイクを平らな状態にして、オイルレベルゲージが中間くらいのラインから、「UPPER」の間にくるようにする必要があります。

バイクの車体が傾いていたり、ラインよりも多くなったりすると、不良の原因になりやすいです。
これは基本的なことですが、ライダーによってはミスをしてしまっていることがあるため気をつける必要があります。

ブローバイを減らすためにできる対策方法

ブローバイをなるべく発生させないためには、対策を行う必要があります。
比較的簡単で費用をそれほどかけずに行える方法として、「エンジンオイルの質を変える」という
方法があります。

ブローバイが発生しているときは、柔らかめのエンジンオイルを使っている場合が多いです。
そのため固いタイプのオイルに変えることで、発生する量を抑えやすくなります。
バイクショップなどでオイルの固さを聞くと、スタッフが教えてくれるはずです。
その中から、安価で固いものを選ぶと良いでしょう。

基本的にはこの対策をとれば、発生する量はぐっと少なくなるはずです。
もしこれでも状況が変わらなければ、バイクの仕様の可能性もあります。