エンジンがかからない、またはかかりにくい
まずはガソリンがあるかどうか確認します。
バイクごとタンクを少し揺らしてみて、ガソリンの揺れる音がしても、キャブレターまでガソリンが入っていないこともあります。
ガソリンがドレンボルト付近から漏れていないか確認しましょう。
バッテリーが上がっていないか、プラグが正常に機能するか劣化してすり減っていないかも確認します。
またキルスイッチをOFFにして動かないという場合もあります。
エンジンの吹けが悪い
エアクリーナーが目詰まりしていないか確認し、汚れていると吸気が上手くいかなくなるので、交換するか洗浄するかします。
プラグに原因があることもあり、プラグが劣化していると火花が安定せず、エンジンが不安定になります。
プラグコードが関係していることあり、プラグキャップが緩んでエンジンが調子悪いということもあります。
キャブレターが詰まっていて、上手くガソリン噴射できないということもあり、キャブレターを洗浄しましょう。
オーバーヒートする
まずは冷却関係を疑ってみるべきです。
冷却水が減っていることもあり、冷却タンクに冷却水を入れても、少しずつ減っていきます。
タンクの下限ライン以下になっていることもあり、こまめにチェックして、足りないなら補充します。
冷却水は、長く放置すると腐っていき、冷却能力が低下します。
エンジンオイルも、長く放置すると劣化し、冷却能力が低下します。
またエンジンオイルの劣化は、エンジンを焼き付ける原因ともなります。
ラジエターにはファンが付いており、ファンのコードが断線し回らず、ラジエターで熱を持つこともあります。
ファンが正常に回っているか、確認しましょう。
エンジンから異音がする
ピストンリングが摩耗すると異音が発生することがあり、2ストのバイクに多く、ピストンリングの交換が必要です。
ガチャガチャと音がするならば、バルブクリアランスの異常が考えられます。
クラッチが摩耗して異音が発生することもあり、この場合はクラッチ交換します。
ただエンジンの異音でもしゃりしゃりと音がするようであれば、焼き付きの前兆である可能性もあります。
オイルの劣化や、シリンダーの摩擦などが原因になっており、オイルを交換していない、または長い間走っている時などに起こります。
エンジンの焼き付きの軽い症状では、抱きつきと言われる、エンジンがロックしたり、熱を持つと動かなくなるなどの症状があり、エンジンを冷やせば動きます。
しかしこれは焼き付きの前兆とも言えるので、早めにオイルを変えるなどすべきです。
もしも焼き付きが起きてしまえば、部品交換ではなく、エンジンごと交換しないとバイクは動きません。