サスペンションも役割を理解する
バイクには、サスペンションというパーツがあります。
バイクで走行していると、走りやすい路面だけでなく荒れた路面を走ることがあります。
オフロードなどではバイクに伝わる衝撃が大きく、場合によってはライダーに大きな負担をかけることもあります。
こうしたときに加わる衝撃を和らげるのが、サスペンションの役割です。
サスペンションはバイクの前方のフロントと後方のリアに搭載されており、両方がうまく機能することで衝撃を緩和できるようになっています。
バイク後方に搭載されているサスペンションを、リアサスペンションと呼びます。
リアサスペンションは快適なバイクでの走行に大きな役割を担っており、非常に重要なパーツです。
ただ、リアサスペンションも他のパーツと同じように、ずっとその性能が続くものではなく経年により劣化していきます。
そのため、時期を見てメンテナンスや交換をする必要があります。
リアサスペンションの定期的なメンテナンス方法
リアサスペンションをメンテナンスする場合、まず行うのは洗浄です。
バイクでさまざまな道を走っていると、各部パーツに汚れやほこりが付着します。
サスペンションも、走行する距離や時間によって大きく汚れるため定期的に洗浄することが大切です。
このパーツがが綺麗な状態でないと、伸長や圧縮の性能に大きな影響が出てしまいます。
サスペンションを洗うときには、まずは水洗いを行います。
水で洗うだけでもかなりの汚れやほこりを取り除くことができるため、必ず水洗いを行ってから洗剤などで洗浄するようにしましょう。
また洗剤は、サスペンションに使って良いものかどうかを確認してから使うようにしましょう。
こうしておおまかに汚れをきれいにしたら、サスペンションの接続部分のチェックに移ります。
接続部分がスムーズに動かないと、バイクが走行しているときに衝撃を緩和することができません。
接続部分にはグリスが塗られているため、もし経年によりグリスが減ってきている場合、塗り直すようにしましょう。
夏場は気温が高いため固めのグリスを使っても問題ありませんが、冬場はグリスが硬くなりやすいため、柔らかめのものを使うと良いでしょう。
定期的に行う簡単なメンテナンスとしては、以上の2点を行えば大丈夫です。
手軽に行えるため、空き時間を見つけて作業しておきましょう。
交換する際はバイクショップへ持ち込むのもひとつの方法
サスペンションが経年により大きく劣化したら、交換をする必要があります。
この時自分で新しいサスペンションを購入して交換するのも良いですが、自分で行うのが心配な場合はバイクショップへ持ち込むのもひとつの方法です。
作業費がどれくらいかかるのかなど、予算を立てて向かうといいでしょう。