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バイクのスプロケットの役割と交換方法

タイヤ

チェーンを動かす

スプロケットは、略してスプロケと呼ばれることもあり、チェーン駆動のバイクに付いているパーツです。
その役割は、チェーンの回転を誘導しており、スムーズにチェーンが回転し、エンジンの動力をタイヤに伝えられるようにしています。

スプロケットは、エンジンとタイヤにそれぞれ1つずつ付いており、歯車のような形をしています。
エンジン側がフロントスプロケット、タイヤ側がリヤスプロケットです。
チェーンを動かす役割を果たすので、実は自転車にも付いているパーツであり、自転車用のスプロケットは多くの人が見たことがあるでしょう。

チェーンと同じく、エンジンが動いている間は常に動いているパーツであり、エンジンやタイヤ、チェーンと共に過酷に使われるパーツです。
スプロケットも使用すると汚れるのでメンテナンスは必要であり、スプロケット単体でなく、チェーンメンテナンスの時に、一緒に掃除すると楽です。
走行距離10,000kmから15,000kmぐらいを目安として行ない、チェーンと一緒に交換します。

スプロケットの交換

まずは自分のバイクに対応した、スプロケットとチェーンを用意しておきます。
交換するだけなら、特に掃除は必要ないので、工具さえあれば交換できます。

1、フロントスプロケットの取り外し

カバーが付いている場合は、まずカバーを取り外します。
次にスプロケットを固定しているボルトを取り外し、ホールディング・プレートと呼ばれるスプロケットを止めているパーツも取り外します。
次に、スプロケットとチェーンを一緒に手前に引くようにして、シャフトから取り外します。

2、リアスプロケットの取り外し

プロケットのシャフトを取り外す前に、ナットを外し、シャフトを抜きます。
シャフトが取れるのと同時に、リアスプロケットも取り外せます。

3、チェーンとスプロケットの取り付け

フロントとリアのスプロケットを取り付け、ナットやシャフトを取り付け、最後にチェーンを取り付けます。
新品のチェーンは繋がっていないので、スプロケットに取り付けた、チェーンの先端と先端をプレートで止めます。

これで交換は終了ですが、メンテナンスの邪魔になるカバーやスプラッシュガードなどがあれば、取り外してからメンテナンスを行ないます。
スプロケットも車種によって取り付けている方法は違います。
ボルト2個で固定している場合や、ボルト6個で固定されている場合など、違いがあります。
交換する時は、スプロケットにグリスを塗ってから取り付け、チェーン取り付け後はオイルを塗っておきます。
全て終了したら、チェーンの張りを調節して完了です。
スプロケット交換後は、一度運転してみて状態をチェックしておきましょう。