スポークホイール
スパークホイールは、自転車のホイールのように、ホイール中央に向かって何本も張り巡らされた細いワイヤーがあり、このワイヤーが衝撃吸収を行います。
このために、衝撃吸収性に優れており、乗り心地を求めるならばこのホイールがおすすめです。
またクラシックバイクなどにも、デザインが似合うホイールであり、そのようなバイクを持っている方に人気があります。
また衝撃吸収性が良いので、オフロードバイクにも使われるホイールです。
最近はクロームメッキを施して、よりデザイン性を高めているものもあります。
ただタイヤはチューブタイヤを使うことを前提としており、パンクすると一気に空気が抜けていきます。
最近では、スパークホイールでも、チューブレスタイヤを取り付けられるモデルもあります。
定期的にワイヤー部分のメンテナンスを行なわないと、錆が発生してきます。
ワイヤーを使ってホイールを作るので、どうしてもデザインは画一的となり、デザイン性は低いです。
キャストホイール
アルミを鋳型に流して成型するホイールであり、剛性が高く頑丈です。
非常に軽量で、チューブレスタイヤを使うように出来ており、パンクにも比較的強いです。
パンクした時は、タイヤを外さずにパンク修理が可能です。
キャストホイールは、その鋳型のデザインによって、いくつものホイールのデザインができ、自分好みのデザインのホイールを使うこともできます。
しかし鋳型で作るので、スポークホイールに比べると、値段は若干高いです。
どちらが良いのか？
この2つのホイールを選ぶ場合、どちらが良いのかというと、ライダーの好みやバイクのデザインとの相性になってしまいます。
しかし、デザイン性を考えると、キャストホイールの方が自由度が高いです。
ファッションは足元からと言うように、オートバイも足下から考えるならば、キャストホイールがおすすめです。
クロームを多用したり、LEDと組み合わせたりと、カスタム性も高いです。
アルミを使った高級感溢れる、キャストホイールもあります。
その反面ヴィンテージバイクや、クラシックバイクとなると、やはりデザイン面を考えるとスパークホイールの方が良いでしょう。
ただそのデザインも、クラシックバイクでもキャストホイールが良いというならば、それはライダーの好みに左右されます。
スパークホイールは、バランスを保つためにウェイトを沢山使い、そのためにどうしても重くなってしまいます。
しかも製造するときは、ワイヤーを人の手でくみ上げないとならず、ワイヤー張りが一人前に出来るようになるまでには、10年以上かかると言われており、まさに職人技のホイールです。
値段や性能、デザイン面を考えて、どちらかを選ぶことになるでしょう。